■ TEENS ROCK IN AICHI 2021 委員長挨拶

とうとうTEENS ROCK IN AICHI当日を迎えることができました。思い返せば一年前、コロナウイルス流行の為に大会を中止せざるを得なくなり、我々成人の運営メンバーをはじめエントリーしてくれたバンドの皆さん、運営スタッフの学生たち、応援してくれている全員が涙をのみ、次回でのリベンジを胸に誓いました。そして迎えた本年度、例年と変わらず大変多くの皆様にエントリーをいただきましたことをまずは御礼申し上げます。

大会準備においては、緊急事態宣言解除後の3月が本格始動となったために、非常にタイトなスケジュールの中で学生スタッフが一丸となって取り組んでくれました。参加される皆様には、ご不便をおかけした面も多々あったかと思います。この場をお借りして委員長としてお詫び申し上げます。そして何より、皆様のご協力をいただきこの晴れの日を迎えられたことを心から嬉しく思います。ありがとうございます。

さて、私はこの頃思うことがあります。それは、何のために音楽をするのか、ということです。ソーシャルメディアを通じた音楽活動が主流となりつつある昨今、わざわざステージに立って発信しなくてもだれでも簡単に自分の音楽を発信できる時代になりました。しかし、こんな時代だからこそ、私は観客の前のステージに立つ機会が重要だと感じています。ライブは音楽を通した人と人とのコミュニケーション。音楽を通して自分が人に何かを伝えることの素晴らしさ・大切さを、是非、「実体験」として感じてほしいと思っています。このTEENS ROCKは演奏技術の高いスタジオミュージシャンを育てるイベントではありません。魅力あふれる発信力を持ったアーティストを発掘し、目標であるロックインジャパンのステージに立ってもらいたい、そういう想いのもとに開催されているイベントです。出演者の皆さん、本日は皆さんの全力のステージを期待しています。頑張ってください。

最後になりましたが、この大会はすべて協賛企業の皆様の支援により運営されています。他の大会では参加費・出演費を出演者に求めることが多い中、学校や学生に金銭的負担を求めないというのがTEENS ROCKが10年間続けてきたことです。成人の運営メンバーは全員ボランティアとしてお金を払って参加し、活動に賛同いただいた地元の多くの中小企業の方々も協力金を出して応援してくれています。こうした皆様のご協力・ご支援のもとに、このような大会を開催できることを大変ありがたく、また誇りに思います。皆様の温かいご支援が、これから社会へはばたく学生たちの力になることを願い、挨拶とさせていただきます。

TEENS ROCK IN AICHI 実行委員会
委員長 渡辺 純博
Sumihiro Watanabe